第22号
鬱病・パニック障害を東洋医学で治す! 第22号
このメルマガでは、東洋医学の視点から鬱病やパニック障害などの精神疾患を考えていきます。
あなた自身が自分を理解し認め、自分を愛せるようになること。
そこから回復のためのプログラム作りを一緒に考えていきましょう!
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タイトル: いい姿勢 いい情報
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前回は身体に現れる形の特徴について書きました。 ほかにもいろいろあると思います。
人は不安や危険に遭遇すると身体を守る形をとります。 それは体を丸めて前側を守る形です。
とくにパニック障害など発作を伴う症状を体験してしまうと、いつ発作が起きてもいいように常に身構えるようになります。 そのような状態を続けると、首・胸・お腹・足など身体の前側の緊張は自然と高まってきます。 とくに呼吸が浅くなったり熱感が出たりするのは、このようなことも原因の一つだと思われます。
この 守る姿勢は 病気や負傷したり転倒したりしても起きるので、とくに鬱病やパニック障害でなくても そうなります。
しかし、鬱病やパニック障害などの精神疾患の場合は、物理的に何か危険や不安があるということよりも何となく不安であったり、これからどうなるんだろう?というような、見えない不安のほうが大きく影響しているように思われます。
このような不安な気分を続けているうちに、何だかわからないけど不安に対して常に身を固くして身構えてしまう・ということが習慣化してしまうのではないかと思われます。
この 守る姿勢は 胸部や腹部を緊張させて、時としてそれ自体が不安や恐怖を増す要因になってしまいます。 不安があるので身体を緊張させて守る姿勢をとる、 その緊張が また不安を呼び起こす・・というような無限ループに陥りやすいと思います。
このように、ある意味 普通では何でもないことに対して過度な不安や緊張を続けてしまうことが病気を過度に大きく重くしてしまう原因でもあります。
ほとんどの方が、このことを自覚しておられるようですが、わかっていてもそれを簡単に治すことができないところが病気なんだと言われます。
しかし できないことばかり考えていてもしかたないので、では何かできることはないだろうか・ということを考えていきましょう。
物事すべては 陰陽あり +と−があり いいことと悪いことは一対であり 山あり谷ありなどと昔から言われる通り、何でも悪いことばかりではありませんが、人間は弱い動物なので心身が弱くなると、よくないところばかりが見えてしまいます。
心にしても身体にしても、早く治りたい・元気なころに戻りたいと思うのは当然です。 そのために不必要な よくない情報をできるだけ与えない、さらに積極的には いい情報を与えることは、自分でできる効果的な治療法でもあります。
いい情報とは、職場や家庭や学校など自分の周囲の環境を改善していくことや自分がそこにうまく順応していけるようにしていくことが最も必要なことですが、それとは別に もう一人の自分である身体に対して いい姿勢をとることで いい情報を与えることになります。
いい姿勢 いい呼吸 いい睡眠 いい食事 いい考え いい友達・・などなどがあると思います。 このうち いい姿勢は、すぐにでも実行できる方法ですから、ぜひ試してみてください。
今回はこの緊張を解放させるための いい姿勢をとるポイントについて述べてみたいと思います。
丸くなった背中を無理に伸ばそうとすると、背中に力を入れて背伸びをするみたいになります。
これは そのつど力を入れてそうしなければならないために、たぶん長続きしません。 そうでなくても緊張感のある身体に、さらに緊張感を与えてしまう場合もあります。
いい姿勢のポイントは 力を入れなくていい状態を作ることです。
全体としては下記のように各部をチェックしていただくとして、ポイントは 首です。
アゴをひいたまま、頭全体を後上方向に移動する。
背中を丸めた姿勢は上半身や頭が前側に傾いた姿勢ですから、首や背中・腰など背部によけいな負荷がかかっています。 現代人はこのような姿勢が多くみられます。
全体の重心を少し後ろに移動すると楽に立つことができて、背中もすっと伸びて身体の負荷が減り、見た目にもいい姿勢になります。
骨盤の上に上半身が乗り、 肩の上に首と頭が乗っているようにする。 耳と肩先と骨盤の外側が横から見て垂直になるようにする。 しかも肩の力がぬけた状態・・。これだけでも背中や肩の緊張は解けて負担はずいぶん減ります。
この姿勢を作るポイントは首の形と位置です。 あごを引いて首全体をぐーっと後ろに移動させます。 こうすると自然に背中が伸びて体全体の重心が後ろに移動するので背中の よぶんな緊張はなくなります。
しかし・・ずっとこんな姿勢をしていることは無理です。
勉強や仕事をしているときは、どうしても猫背になりやすくなります。それはそれでかまいません。 大事なことは常に上の姿勢に戻すことを忘れないように、15分に1回ぐらいは姿勢を元に戻しておくことです。 頻繁に修正すれば緊張を持続させることは少なくなります。
これを忘れて緊張状態を続けてしまうと、悪循環に陥る可能性があります。
○ 足
いい姿勢の基本は足です。
足裏の 親指のつけね 小指のつけね かかとの3点で立つのですが、基本は 親指のつけね と かかとで60%ぐらい 残りを小指側にかけるバランスで立つと安定します。
膝を少しゆるめて、太股の内側の筋肉をぎゅっとしめると腰が安定します。
このごろとくに目立つのは、足の外側(小指側)に重心をかけているスタイルです。
○ おなか
このごろとくに、おなかのたるんだ人や腹部の筋肉に緊張感のない人が目立ちます。
よくないスタイルのポイントがここに現れます。 ここのたるみを治すために、腹筋トレーニングや腹式呼吸など、いろいろあると思いますが、ここだけに注目してもたるみは改善できません。
次の 胸と首のスタイルが大きく関係します。
○ 胸 背中
上で説明した あごをひいて背中を伸ばす姿勢は、自然と胸をひらく ゆるめる形になります。
それはさらに お腹にかかっていた屈曲による圧迫を解放してくれる姿勢となります。
これはとくにパニック障害の発作の原因と思われる横隔膜の緊張をゆるめる効果があり、 腹筋をゆるめたまま上に伸ばすストレッチとなりますから自然と たるんだおなかは引っ込み、スタイルはよくなります。
○ 首 頭
上で書いたように あごをひいて 首を後ろ側に移動させると背中が自然に伸びます。
背中が伸びると、頭を上に押し上げるような力が働き、重さを感じていたものが軽くなります。
とくにパソコンなどを多く続ける姿勢は、猫背になりやすいので、頻繁に この いい姿勢をとるように注意してみてください。
この姿勢をとるのに勉強や仕事の邪魔にはなりません。 パソコンの仕事をしながら・勉強しながら・会議をしながら・歩きながら・・どんなときでも誰にも知られずに 緊張の糸を断ち切り いい情報を身体に与えることで、ほんの少しずつでも いい方向に向かうきっかけを作ることができます。
東洋医学で治療してもらうことや いいお医者さんに診てもらうこと、薬を飲むことも大切な治療法ですが、 最も効果的な治療法は 自分で治す気持ちになることです。
ほんの小さなことですが、 いいこと・いい気分・いい思考 いい姿勢を身体に送り続けてあげてください。
発行日 :2007年 3月3日(土)
発行元 : はり東洋医学 ボディワーク イエラ鍼灸治療室 ★★ 保険治療対応となりました★★
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-9-2
電話番号 :03−3338−6711
◆ 「メリット 患者のための医療情報リテラシー」 にも執筆中
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